喘息・呼吸器障害 対策
チベットのお香に アズマ (Asthma = 喘息) という名の付いたものがあります。伝統的なチベット医学に基づいて作られるお香で、名前の通り、現地のチベット医学では喘息や呼吸器障害の治療に使われているようです。
お香と喘息。一般的には相容れないイメージがあるのではないでしょうか?
かく言う私も 「お香で喘息の治療をする」 と聞いたときには違和感を覚え、どういうことなんだろうと調べてみました。そのときに知ったのが以下の情報です。
アズマというお香は 安息香 を主成分としています。この安息香とは 安息香樹という樹木から採取される天然の樹脂で、これが 「喘息の治療」 の鍵となります。
しばしば 「バニラの香り」 と表現されるこの 安息香には 喉の痰を排出させる働きがあるそうです。 この効能は古くから知られていたようで、「安息香 = 息を安らかにする香り」という名前の由来であるとする説もあります。
つまり、安息香の香りには痰の排出をスムーズにする作用があり、これが喘息や呼吸器障害の症状緩和に役立つというのです。 喘息の根本的な治療というよりは、咳や喉の不快感を和らげる効果があると表現する方が正しいのかもしれません。
喉がイガイガするようなときに、いちど試してみてはいかがでしょうか?
もっとも、深刻な喘息で苦しまれている方は専門医に診断を仰いだ上、その指示に従っていただきますようお願いいたします。