瞑想・メディテーション
人にお香を勧めるようになってから、自分の身近に、瞑想を習慣にしている人が案外多いことを知りました。 それまで 瞑想をされているイメージなんて全くなかった多忙な人たちが、「瞑想のときに(もらったお香を)焚いてみたらものすごくよかったよ」 などと言ってくれるのを聞くたび、私は少しずつ瞑想に興味を持つようになりました。
瞑想というと何やら難しいものを連想してしまいますが、話を聞いてみると、特別難しいことでも、特殊な人たちだけのもの というわけでもなさそうです。
きちんと行うと脳内がアルファ波で満たされ 仕事や勉強の効率がよくなるようで、わたしの友人は(自宅での)仕事の前に必ず行っているようです。また、神経系、内分泌系、筋肉系の調子を整える効果も医学的に立証されているそうです。
作法や手順に厳格な決まりはない(と言われる)瞑想ですが、あると望ましいとされているのが、火とお香です。お香の香りで部屋を満たし、ロウソクに灯る火を見詰めながら瞑想する、というスタイルが一般的ですが、私の友人などはお線香の先に灯る熾火を見詰めながら瞑想を行うようです。
瞑想・メディテーションが文化として深く根付くチベットでも当然、瞑想にお香が利用され、古来、瞑想専用のお香が数多く作られています。
熟練した人になると、ロウソクやお香がなくても瞑想を行い、深い効果を得るそうですので、必ずしも必要というわけではないと思いますが、もしお手元にあるようでしたら、是非、チベットのお香を使って瞑想してみてください。