安眠香の焚き方
チベット香には、安眠(不眠対策)を目的として作られたお香が存在します(メディスン・ブッダ、アウシャダ、アガー31、ヒーリングインセンス など / リンク先は販売サイトです)
西洋医学の観点から効能を認められたものではありませんので、もちろん国内で販売されている睡眠導入剤などと同列に考えることはできません。けれども「眠りに就きやすい環境づくり」の道具として考えると、なかなか使えるアイテムです。
安眠のために(不眠の対策として)用いられる癒し香は、チベット医学では(鬱・癲癇・頭痛・その他、ストレスや神経の緊張に由来する疾患の)治療として使われることも多く、その場合、お香の煙を直接たっぷりと吸い込むことが推奨されていたりもします。
ただ、煙をわざわざ(無理に)吸い込むのは面倒ですし、やはりちょっと煙いですよね。特に、お香をはじめたばかりの方のなかには、お香の煙自体がどうも気になる・・・ という方もいらっしゃると思います。こんなときに、あまり無理をするのはお勧めしません。
たとえば、特に煙の苦手な方 はこんな焚き方を試してみてはいかがでしょう?
Step 1 -----------
就寝の 1〜2時間前。お部屋の窓を空かし、換気のよい状態にしてから安眠香(癒し香)に火を着けます。このとき、煙を無理に(お部屋に)溜める必要はありません。あくまで、ほんのりと昇るお香の香りを、薄っすらと感じて楽しみます。
Step 2 -----------
お香の火が消えてもしばらくは窓を開けておき、煙を外に流します。そして、お部屋の煙が気にならなくなってから窓を閉めます。
Step 3 -----------
あとはしばらくのんびり過ごし、眠りの誘いを感じたら床に就く。。。
こんな焚き方でも充分効果があります(お香のヘビーユーザーである私も、こうした焚き方でしっかり効果を感じます)。初心者の方には特にお薦めの焚き方です。